カーラッピングの魅力のひとつは、純正色やカスタムカラーを自由に選べる点です。メーカーの純正カラーに近い色を選ぶことで、ボディのイメージを損なわずにカラーチェンジが可能になります。また、カスタムカラーを選択すれば、個性的なデザインを演出できます。
メーカー別の純正色一覧
各自動車メーカーでは、ブランドのイメージを反映した独自の純正カラーを提供しています。カーラッピングフィルムでも、以下のような純正色に近いカラーバリエーションが用意されています。
メーカー
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代表的な純正カラー
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ラッピングフィルムで再現可能なカラー
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トヨタ
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スーパーホワイトII
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グロスホワイト
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ホンダ
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プレミアムクリスタルレッドメタリック
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メタリックレッド
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日産
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ミッドナイトブラックパール
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グロスブラック
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メルセデス・ベンツ
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イリジウムシルバー
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シルバーメタリック
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BMW
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ミネラルホワイト
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パールホワイト
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純正色の特徴
- メーカーが提供するカラーに近いフィルムを選ぶことで、違和感なく色変更が可能。
- 販売時の査定価格に影響を与えにくい。
- 塗装と比較して短期間で仕上げられる。
カスタムカラーの特徴
- メーカーにはない独自のカラーリングを楽しめる。
- 他の車と差別化しやすい。
- 剥がすことで元の状態に戻せるが、一部のカラーは長期間の使用で色移りすることもある。
カーラッピングを純正色にするか、カスタムカラーにするかは、車の用途やデザインの好みによって選択するのが重要です。
カーラッピングにはさまざまな質感があります。特に、メッキ(クローム)、マット、カーボンの3種類は人気が高く、それぞれ異なる特徴を持っています。
メッキラッピングの特徴
- 高級感のある輝き
鏡面のような反射が特徴で、ゴールドやシルバーなどのメッキカラーは特に目立つ。
- 施工難易度が高い
非常に薄いフィルムのため、気泡やシワが入りやすくプロ向け。
- 耐久性の課題
他のフィルムと比べると劣化しやすく、定期的なメンテナンスが必要。
マットラッピングの特徴
- 落ち着いた印象
光を反射しないため、上品でシンプルな見た目になる。
- 汚れが目立ちにくい
指紋や水アカがつきにくく、メンテナンスが楽。
- カラー展開が豊富
ブラックやグレーだけでなく、ブルーやグリーンなどのマットカラーも選べる。
カーボンラッピングの特徴
- スポーティーなデザイン
立体的な織り目のデザインで、スポーティーな仕上がりに。
- 部分ラッピングに最適
ボンネットやミラーなど、ワンポイントで使用すると映える。
- 耐久性が高い
他のフィルムよりも丈夫で、擦れやキズにも強い。
種類
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特徴
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メリット
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デメリット
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メッキ
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鏡面仕上げ
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高級感、目立つデザイン
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施工が難しく、耐久性にやや難あり
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マット
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落ち着いた印象
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指紋がつきにくく、汚れに強い
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メタリック感がないためシンプルな印象
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カーボン
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スポーティーなデザイン
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立体感があり傷に強い
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全体ラッピングには向かない
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カーラッピングを選ぶ際には、施工事例を参考にすることが重要です。色見本やカタログで見るのと、実際の車両に施工した場合では、光の当たり方や周囲の環境で見え方が変わるため、実際の写真をチェックするのがポイントです。
ラッピングカラー選びのポイント
- 屋外での見え方を確認する
ショップの屋内照明と屋外の太陽光では、色の印象が異なる。
- 昼と夜の変化を考慮する
昼は明るいカラーでも、夜になると暗く見える場合がある。
- 部分ラッピングで試してみる
迷った場合は、ミラーやルーフなどの部分ラッピングから始めるのもおすすめ。